食とアート そしてオリエステル 〜いわてアートプロジェクト〜

いわてアートプロジェクト実行委員会が主催する、食とアートで被災地を元気付けるイベント『星屑屋台』が2018年3月24日、25日に実施され、オリエステルおりがみ®︎を素材提供させて頂きました。

その関係で実際に岩手県盛岡市に訪問し、イベントに参加させて頂きました。

今回のイベントの実施内容は、スペインの三つ星シェフであるミゲルさんの指導の元、参加者が美味しい料理を作り、同じく参加者が作った折り紙の器に盛り付けてアート作品として鑑賞し、その後実際に試食をして楽しむというものです。

この折り紙の器の素材にオリエステルおりがみ®︎を使って頂くことになりました。

イベント前日の3月23日にオリエステルおりがみ®︎で作る器の作り方の事前講習が行われました。今回折り紙作品の監修は、かの有名な筑波大学  三谷純教授で、今回のイベントに合った器の折り方を選定し、イベント関係者に丁寧にレクチャーされておりました。

三谷教授にお会いするのは初めてだったのですが、オリエステルおりがみ®︎と映画シン・ゴジラのコラボ商品『シン・オリガミ』を販売する際に、三谷教授が考案した劇中に登場する作品の折り図を、オリエステルおりがみ®︎ホームページに掲載させて頂く際にやり取りをさせてもらっており、実際にお会いできるとのことで大変楽しみにしておりました。

実際にお会いしたのですが、大変お優しく、関係者方々の癒しの存在でもあったようで、聡明かつ温厚な人柄ですぐにファンになってしまいました。

又事前講習での教え方も素晴らしく、作品もオリエステルおりがみ®︎に適したものを選定頂き、大変勉強になりました。

さて、イベント1日目3月24日は、盛岡スコーレ高等学校で開催されました。盛岡スコーレ高等学校は、調理師を目指す生徒に実践的な学習をさせ、優秀な料理人となるよう教育するシステムを持っているようで、地元のみならず全国から志ある生徒が集まる学校とのことです。

又アートにも力を入れているようで、オリエステルおりがみ®︎の器作り、又料理作りは大変見事に実施されておりました。

今回の調理の指導は、はるか遠くスペインから来訪された三つ星シェフのミゲル氏によるもので、スコーレ高校の生徒に地元で気軽に入手できる食材と気軽な調理法で美味しいものを作る技術を指導されておりました。

まずは料理を盛り付ける器作りから始まりました。たくさんの器が完成し、さらにその器を置くオリジナリティ溢れる受け皿が作られました。

色とりどりの器たち、この時点でも十分アートですよね。

又三谷教授に教えてもらった器作品に和食器模様ミックスの和柄がよく似合うこと。新たな発見でした。

次にいよいよ調理に入ります。ミゲル氏の丁寧な指導の元まず最初に出来たのはジャガイモの上に乗せた鱈のオーブン焼き、オリーブオイルたっぷりでいい匂いがプンプンしておりました。

これを少し冷ました後に先ほど作ったオリエステルおりがみ®︎の器に盛り付けます。

たくさん盛り付けられた様子は圧巻で、オリエステルおりがみ®︎にはこんな使い方もあるんだと気付かされた瞬間でした。参加者の皆さんにもオリエステルが綺麗だと褒めて頂き、大変嬉しかったです。

次は本場スペイン仕込みのイカ墨のパエリア。玉ねぎ、ピーマン、トマト、イカと本当に手軽な食材で本格的なパエリアが出来上がりました。分量や時間は綿密に管理されており、基本的な食材でもしっかり理論を持って調理することで本格的な料理が作れることがよくわかりました。

さて、料理が出来上がりいよいよ試食会の始まりです。

参加者はスコーレ高校の生徒、先生、又今回のイベントの趣旨でもあります、被災地の方々に食とアートで元気になってもらうということから、被災者の方々も多数いらっしゃいました。

まずは盛り付けた料理とお皿の鑑賞会、そして好きなお皿を手にとって実際に皆で料理を食べました。

オリーブとほのかに炭の香りのする鱈、本格スペイン料理屋で食べるようなイカ墨のパエリア、めちゃくちゃ美味しかったのと、これをオリエステルおりがみ®︎の器で食べるということで、最高の気分でした。

参加者の皆さんも大変喜んで頂いたようで、このイベントに関わらせて頂いて本当に良かったです。

食べ終わった頃にミゲルさんが焼いていたパンも出来上がり、美味しく頂きました。

ミゲルさんの所属するスペインのエルインスタンテ財団は、被災地をアートで支援するということで、震災後毎年このようなイベントを企画して来日しており、いわてアートプロジェクトさんが支援しながら、このようなイベントを実施されているようです。

国の規定では被災地支援は2019年で終了するということなのですが、まだまだ復興は完了しておらず、アートプロジェクトの皆さんは震災を忘れてはいけない、思い出してもらうためにもこういったイベントを続けていかなければならないと仰られておりました。

私たちは3月24日中に大阪に戻らなければならず、3月25日のイベントには残念ながら参加出来ませんが、沿岸部の久慈市にて子供たちに向けて実施されるとのことです。

子供達が笑顔で楽しんでもらえることを祈りながら、美しく見えた岩手山を眺めながら、大阪への帰途につきました。

このようなイベントに今後もオリエステル®︎が役立てば良いなと思います。

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